世の中には多くの資産運用会社がある。日系の会社もあれば外資系の会社もある。運用資産規模もかなりの金額を預かっている会社もあれば、そこまで大きくない会社もある。最近では各社が運用するアセットクラスも多岐にわたり株式、債券、リートなどのパブリックなアセットクラスから不動産やオルタナティブまでプライベートなアセットクラスもある。いわゆる機関投資家といわれる規模の会社の注文はその銘柄の値動きを左右できるだけのインパクトがある。機関投資家は資産運用会社もあれば銀行、年金基金、生命保険会社などであるがパフォーマンスを測る指標としてベンチマーク運用を行っているのが一般的である。つまりベンチマークが2%下がっていてもポートフォリオは1%しか下がっていなければベンチマークに対して1%の超過収益となる。一方でポートフォリオとしては1%下がり100投資していれば時価が99になっている。これで果たして投資をする意味があるだろうか。当社が考える投資の本質はとてもシンプルでそのマネージャーにお金を預けて運用を任せたらいくら増やしてくれるのか?である。つまりマーケット全体が下がっていようが預けたお金が増えていなければ意味がないと考える。これが資産運用会社にお金を預ける本来の意味ではないだろうか。